ミルク蒼屋のチラシ

Colloid(コロイド)が何か色々と残したりするブログです

【ネタバレ有】BUSTAFELLOWSを一通りクリアしたので感想

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久しぶりに乙女ゲーをプレーしたいなーと思っており、1章が無料でプレーできるとのこともあり、以前から少し気になっていたBUSTAFELLOWSのiOSアプリ版をDLしてプレーをしました。
結果1章を終えたあと、私は即購入を決めました。そして先程真相ルートを含めて一通りプレーし終えました…。

以下1章以降の内容含む感想です。  

BUSTAFELLOWSは架空のアメリカにある都市「ニュージーグ」に住む主人公でジャーナリストの女性「テウタ」が、フィクサーと名乗るメンズと共に色々とトラブルを解決したりする水戸黄門的な話です。
構成は無料パートである1章と、買い切りで開放できる4章までの共通ルート。そこから好感度別に分岐が発生する個別ルートA面と、Trueエンドの後日談であるB面。そして個別ルート終えたあとに開放される実質4章の後の話である真相ルートの前篇と後編。
共通ルートの1~4章は演出も派手なのもあり、話の内容が濃いのもあり、乙女ゲーというよりは海外ドラマなアドベンチャーゲームをプレーしている気分でした。恋愛要素とかそういうのはない。
昔の私は乙女ゲーやる動機が大方声優目的でプレーしていたので、全員攻略するのかというとモチベはそんなに無かったのですが、
この共通ルートのお陰で、主人公や登場人物のキャラが掘り下げられるので、攻略対象への食わず嫌いがなく、仮に個別ルートの入っても他のメンバーは普通に和気あいあいしているので、邪魔をするとかそういうのがありませんでした。なのでどんどんプレーしたくなりましたw

以下キャラ別の雑な感想
※順序は攻略順

  • スケアクロウ
    メンバーの中でもムードメーカーかな?と思えば、思ったより抱えている者が重かったです。スケアクロウは他のメンバーの中でも家族を重視している話で、死んだと思っていた親と状況がアレな中再会し、テウタへの好意を親へ素直に話すシーンが好きになりました。
    スケアクロウ、2重人格説がある中テウタに受け入れられたらそりゃ好きになるよな…と思うなど。
    バッドエンドは闇落ちからの銃による自殺ということで、それをみてこのゲームは(共通ルートから察していたとはいえ)容赦なくバンバン死ぬな…と乙女ゲーらしかぬ恐ろしさを感じました。
    B面は普通に微笑ましくて何より。

  • リンボ
    リンボは共通ルートから徐々にテウタの良い兄貴分というポジションなので、付き合う流れは普通に自然な流れで良かったです。が、それに至るまでの過去の精算もこの人もまぁ重い。バッドエンド2つあるのに両方ともリンボが生命的にも精神的にも死んでしまうのは驚いた。特に後者はテウタもエグい死に方をさせてリンボを闇落ちさせるのだから恐ろしい。
    リンボルートは色々と正義とはと考えさせる内容で良かったです。B面も良かった…一番乙女ゲーしてた…。

  • モズ
    個別ルートの中でもモズが一番しんどかった。薄々察していた妹さんの末路だけど、その末路が想像していたよりひどかった。バッドエンドでもモズは闇落ちせず信念曲げずに行動していたので強いなぁと思う。そんな中A面の終わりで衝撃のラストだったので、他のメンバーは付き合う展開になったけどならないのは驚いたなぁ。
    B面では尊いという言葉が非常に似合う展開で良かったです。モズはいつでもどんな事が起きても待ってくれるのは良いよなーいいなーと。

  • ヘルベチカ
    ヘルベチカの過去も訳ありでしたが、他のメンバーのバッドエンドを見るとまだ救いがありそうなバッドエンドだし、Trueエンドも良かったです。バッドエンドは元の姿に戻る展開で、テウタとすれ違うENDだけど、ベチカさん側はテウタの事忘れていないのできっとどこかで偶然会う世界線が残されている時点で個人的には良かったかなと思います。
    ベチカさん、共通ルートや普段は強気なのに、テウタと二人になると弱気だったり独占欲が強くなるのでそのギャップにやられる人がいるんだろうなと思いながらプレーしてました。

  • シュウ
    シュウはいいぞ。本心に気が付きつつも素直になれず、立場もあってテウタをやさしく突き放したりするも、結局はTrueもバッドエンドもテウタの事第一で行動していたのが良いと思う。バッドエンド、テウタ死んでしまったけど…
    シュウもだけどヤンの存在な!ヤンが一番ツンデレというか素直じゃないなーと、初登場からシュウルートが終わる頃で一番印象がガラリと変わったキャラです。
    B面はシュウが抱えていた物がなくなり、自分を大切にしていく展開は良かった。。。からの親に挨拶展開は驚いたなw

個別ルート、全員本当にいいキャラなので食わず嫌いせずみんなプレーできたのは良かった!みんな良すぎたけど個人的にはシュウとモズが同率で優勝かなぁ。

  • 真相ルート前編
    カルメンさん、CV的に裏があるとか過去がありそうだったけど、全然そんなことなったぜ。むしろカルメンさん本当に強いしいい人だよなと思う。紆余曲折あったけど、アレックスを恋人の弟という縁もあって引き取るのは強い。ここでの話は特に驚きというよりは、カルメンさん強い展開に気を取られたので、内容に対してはそこまで驚きはなかった。

  • 真相ルート後編
    後編、演出もあってなかなか来る展開であった。アダムというテウタの幼馴染で優男なのにどうして攻略対象じゃないの?というキャラがいるのですが、アダム…お前…と思わせる演出やフラグがいくつもと。
    後編はアダム視点で終始始まるのですが、視界がぼやけたり、トラウマなのか幻覚演出がでたりでアダムのメンタルが崩壊していくのを体感できます。そして亡きテウタ兄貴の真相や、サウリ先生の事もありなかなかえぐい展開に。
    アダムの持病はここでわかるのですが、今の今までなにもなく優男でいたので、自分がそう長くないと察せられるのがいやったのかなと。もし攻略対象だったらえぐい展開所か、アダムをそうさせるためのルートだなとかとか…。
    そして最後のアダムはどうなったのかが気になる。からのED後の「ずっとこの時間が続けば良い」というのは、死期が近いからとか真相を知ってほしくないとか、そういう事だったのかな。最期のテウタの肩に寄りかかっていたのに実はいなかった奴、アダムはもう…。そしてアダムはきっとテウタの事好きだったんだろうな。
    しかしテウタの兄貴が中々やべー奴というのがわかったのですが、どうしてテウタがそんな兄貴の事好きだったのか気になる所存。というかこの元凶は兄貴じゃないか…

最後に、続編が決まっているこのBUSTAFELLOWS。個人的にはテウタの超能力である「時間を遡る」能力はなぜ手に入れたのかの真相が知りたいなぁ。これについては何も原因を追求することがなかったので気になる所。
そしてアダムは続編でどうなっているのか、テウタはどうなったのか(メンタル的な意味で)、等続編も楽しみにしています。
久しぶりに乙女ゲーして楽しかった!乙女ゲーだけど4章までは普通に海外ドラマなので、乙女ゲーリハビリには良いゲームでした。続編が楽しみ!発売から2年経過してもグッズやコンテンツを展開してくれて感謝。。。!