つい買って読んでみて、こみ上げる思いがあったので綴る
きっかけ
東京ミュウミュウという漫画がある。この漫画が再アニメ化されたと知った私は、東京ミュウミュウの公式Webと、そこからなかよし公式Webを見ていた。
なかよしといえば、カードキャプターさくら…ちなみに私が女児時代はちゃお派であった。なぜなら当時の周りはちゃお勢が多かったからだ
しかし当時の女児アニメといえば、ニチアサでいうとおジャ魔女、ナージャの時代。
そしてなかよし連載漫画のアニメが多かったような気がする。
例えば、マーメイドメロディーぴちぴちピッチやカードキャプターさくら、そして東京ミュウミュウ。少し前はしゅごキャラもそうなるのか
なかよしという漫画はちゃお派であった私でも、馴染み深い漫画もといアニメを見て知っている物があった。
そんな懐かしい気持ちでなかよし公式Webを見ていた。最近の漫画はデジタル作画が多くなっており、少女漫画もデジタル化が進んでいて絵がきれいだなぁと思うなど。
連載マンガ一覧を見ていて、見つけたのがこの魔女怪盗LIP☆Sである。
カラー絵もデジ絵でキラキラと描かれてるのに惹かれた私は試し読みで読んでみて、購入を決意したのであった
簡単なあらすじ
Amazonの商品の説明より引用
フツーの女子高生・星乃美紅は、ある日突然“六代目夜の魔女”を継ぐことに!? 万物に宿るエネルギー“マナ”を集めて作る宝石を、悪の魔術師の手から奪い返すために魔女怪盗LIP☆S スター・スカーレットに変身! でも、その姿をIQ190の高校生捜査官・安土流星に目撃されてしまって…!?
みんなが待ってた王道マジカル・ストーリー、参上!!!
感想
主人公はこの普通のJKである美紅ちゃん。この子はM・A・Gという男性アイドルユニットの追っかけを友達としている女の子
この美紅ちゃんの推しセンターの大人気の子ではなく、端の子を推している。共感が持てる。
そして少女漫画におけるイケメン枠はこの
IQ190の高校生捜査官・安土流星
である。
美紅ちゃんはひょんな事から魔女怪盗に目覚めてしまい、人のエネルギーを吸い尽くす宝石を生み出す謎の組織(名前はまだない、設定資料だとイケメン魔術師だそうな)から宝石を盗み、人間たちに還元してく。
そしてその出来事を同じクラスの流星くんに追われるそんなお話
読んでて思った
これはキャッツ・アイでは????
※パクリとかそういう事を言いたいのではなく、令和のキャッツ・アイ感あるなという意味
類似作品を思い出す
セイントテールは未履修なので許してほしいが、この手のものはたくさんある
当作品もはじめは美紅ちゃんソロから始まり、1話毎に仲間が増えていくスタイル。1巻では3名体制に
そういった所だとセラムンに近い所がある。
だがセラムンのタキシード仮面様はセラムンに協力する側であったな
キャッツ・アイは3姉妹がレオタードを着こなして盗むスタイル。
主人公の恋人は正体を知らずにキャッツ・アイを捕まえる刑事ポジション…
ちなみに神風怪盗ジャンヌは主人公も恋人も最終的には協力する立場なので、刑事とかそういうのはなかった気がする。
セラムンとジャンヌは前世ものが強い
今の所前世ものはないので、現時点では正体を知らない敵対しているという点を踏まえると、キャッツ・アイに近いものを感じた
作品の構造
敵の組織は魔術師であり、当漫画では魔女怪盗と魔法要素がある。
そのため流星くんがたとえIQ190あっても敵組織にはかなわない(カワイソス)
そこで主人公である美紅ちゃんもとい魔女怪盗LIP☆Sが魔法で戦い、流星くんに対して正体を隠しつつ助ける図式
この構造はどのようにこれから変化をしていくのかが楽しみな所である
バレるのかなぁ、協力体制になるのかなぁ、変身しちゃうのかなぁ…などなど
ただ魔法要素が若干ゴリ押ししてる感じ、古臭い表現(魔女の格好ではないのに箒またいで空を飛ぶ)があるので、そこを現代に合わせれればなぁ
絵の綺麗さ
作画が安定して綺麗であるなぁ
驚いたのは、少女漫画だと主人公もとい対象となるターゲット層の体型がツルペタではなく、出る所はでているスタイルが良い所
サンリオ原作のSB69もそうだけど、あればターゲットとしている層がオタクになるのでそこは置いておく
ここ最近の少女漫画の絵って、違和感がない絵だし、少女漫画特有のトーンマシマシの雰囲気が好き。
私はそういう絵を見てきて、絵を描いたりトーン貼るのが好きになったんだよなと思い出させてくれる
総評
設定と展開がマシマシな中、主人公とヒーローとの関係性がそれに合わせてどうなっていくのかというのが見どころな作品であった
他の仲間達もちゃんと取り上げられるのか、はたまたセラムンのような感じなのか、これからが期待
もちろん敵組織、6代目ということは過去の設定など含め。
絵も綺麗で、少女漫画を読んでいた時代を思い出させてくれるそんな作品でした