ミルク蒼屋のチラシ

Colloid(コロイド)が何か色々と残したりするブログです

FF10歌舞伎を見た!

結論からいうとめちゃくちゃ良かった。

FF10は私にとって人生初FFかつ人生初ガチ泣きしたゲームなので、何かと思い出深い作品だった。
今回歌舞伎になるということ、公演から良い評判しかないのもありかなり気になっていたけども、価格が高い*1のもあり、踏ん切りがつかない状態に。 しかしながら最終出社の日に大変お世話になった会社の人がゲーマーかつ興味ありそうだな…とお声がけした結果一緒に行くことに。
こういうのは1人よりだれかと行くのが楽しい。改めて誘いにのって頂き圧倒的感謝。

歌舞伎は人生初かつ知識が無い状態で行ったけども、開幕前に語り部のオオアカ屋が初心者向けに説明して頂いたので大変助かった。前編と後編同じ説明なのかな?と思っていたけど、どちらも観点が異なる説明だった。
それに合わせて、そしてストーリーが進むにつれて演出もより深い感じになった気がする。
内容もFF10の長いストーリーの要点をまとめ上げてちゃんと仕上げているからすごい。セリフもほぼそのままだったし、言葉も難しい言い回しとかなくちゃんと理解できる内容だったので良かった。セリフがゲームとほぼ同じという所で色々と思い出させるし、演出も歌舞伎用に変えているとはいえ、ゲームとだいたい同じ。360度スクリーンの映像がゲームと同じ映像使っているのもあって視覚の面も問題なく見ることができた。

個人的に一番すごいとおもったのは、ストーリーと演出のゲームの再現性もさることながら、役者のキャラクターの再現性。特に声。ワッカの再現がめちゃくちゃすごかった。声も見た目もワッカじゃん…となった。ティーダやユウナや他も声の再現がすごい。動きもキャラクターに合わせているので、リュックの雷周りの反応とかめちゃかわいいなぁと思ってみてた。歌舞伎なので全員男性だけど、違和感なくキャラクターも見れた。本当歌舞伎役者すごいわ…。

後は音楽。特にアーロンの出番の度に流れるジェクトがラスボスの時に流れるテーマよ。原曲はバリバリロックだけど、和楽器演奏というのもありアレンジが最強にかっこよかった。ほかもマップ散策時に流れる音楽*2とかも良アレンジで、プレー時めちゃくちゃ聞きまくっていたので耳が覚えていた。それくらい違和感のないアレンジだったので、サントラ出してほしい…。

歌舞伎見終えた後に他の人が書かれた感想とか見てたけど、歌舞伎の知識がある人にとってはFF10歌舞伎も歌舞伎という観点から書かれていて、ジャンルの奥深さを知った。歌舞伎をもっと知ると多分また違った観点で見れたのだろうな。

FF10歌舞伎、迷った挙げ句行ったけどめちゃくちゃ行って良かった。新しいジャンルと好きな作品の組み合わせはいろんな事を知る良いきっかけになった。会場がFF10歌舞伎を最後に閉館してしまうので、二度と同じ演出で見ることはないのだろうと思っているので、行きたいけど踏ん切りがつかない人は是非行ってほしい。長い時間だけど後悔させない良いものでした。

ノムリッシュの絵も良いよなーと思った。

*1:でも公演時間もほぼ半日なので相対的に時間はむしろ安い方?

*2:ビサイド島とか